2014年06月09日

正義のボーダーライン

遅ればせながら、ドラマ『BORDER』視聴完了。(公式サイト
なるほど、タイトルと最終回の副題『越境』はこういう意味だったんだ。
散々前フリはありましたが、それが結末だとは思いませんでした。
自分は楽しめましたが、拒否反応も凄そうな気がします。

私も続編完全否定な部分では残念な思いはあるのですが、
本作が面白かったのは毎回趣向を凝らしていたからなので、
定型的な続きを作ってつまらなくしてしまうことはないのでしょうね。

最初に設定を聞いたときは「郷田マモラの『MAKOTO』じゃん」
思いましたし、第1話では「こんなに霊が饒舌に喋っちゃったら
犯人探しもへったくれもないのでは?」と感じもしましたが、
話数を重ねるごとにどんどん面白くなっていって。

主人公・石川を演じた小栗旬に対するイメージも変わりました。
これまではイケメン俳優のひとりという印象しかなかったんですが、
話が進むほどに憔悴して鬼気迫っていくさまは本当に良かった。

石川の被害者を代弁せずにいられない正義には強く共感できたし、
正義は正義であるがゆえに一線を超えられない宿命を持つ
というテーマは、みんなが気付いていながら
ヒーローを扱う作品ではあまり触れてこられなかったジレンマでした。

惜しかったのはヒロイン(?)検視官・比嘉の物語上の立ち位置かな。
面白いキャラ造形だったし石川との距離感も良かったのですが、
逆にその距離感ゆえに最後まで石川に深く絡んでいけなかった。
タイトルからして結末ありきのドラマだったのでしょうが、
それでも彼女がもっと深く石川に接していれば、
結末になんらかの影響は及ぼしていたのかもしれません。

しかしやっぱり続編は見たいなぁ。刑事ものじゃないドラマとして。
石川が脇やライバルポジションに回るのでいい。
ボーダーを超えた『かつての正義』がいかなるものかという物語を。

posted by 警太朗 at 17:19| Comment(0) | AV / 本 / ネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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