2013年07月26日

ベターな広報(前編)

いよいよイベントシーズンも本番です。
私もイベント要員の隊員から広報文例を求められたり。

しかしイベント警備においては、メインステージなど
催しの中心に近づくほど臨機応変が求められるようになるもの。
必要になる広報文も状況に応じて千差万別、
その場で自分で考えられなければ効果的な広報は望めません。

しかも完全な広報というのはまずありえないものです。
何をどう表現したところで、なにかしら難癖をつける人は現れます。
というわけで、ベターな広報について2回にわけて考えてみます。
前編の今日はセオリーの部分についてです。

・ 敬語中心で高圧的・命令口調にならない
  禁止事項等であってもあくまで敬語で。
  偉そうだと感じられてしまうとお願いを聞いてもらえなくなります。

・ できれば理由を伝える
  「〜〜してください」「〜〜しないでください」だけでなく、
  可能であればその理由を明らかにすることも大切です。
  (参集者のパニックや焦り等を誘わないものに限ります)
  理由がわかって納得いけば協力してくれる参集者は増えます。

・ 人の流れが早いときは極力短く簡潔な文言にする
  長くて難解な広報では耳を傾けてもらえません。
  しかも全部聞いてもらわないうちに通りすぎてしまいます。

・ 滞留しがちなときは退屈させない文言にする
  後述するウィットをまじえながら……。

・ つまらなそうに広報しない
  作業的・事務的でテンションが低いと聞くほうもウンザリします。
  高すぎるのも敬遠されるので、気持ち高め程度のテンションで。
  笑顔でやるのが効果的。

・ ゆっくり落ち着いて、繰り返し広報する
  参集者が内容を把握できなければ意味がありません。

・ ときおり口調や文面を変えていく
  参集者の注意を惹くためです。
  ずっと一本調子だと雑音と一緒に聞き流されてしまいます。

・ 時にはフランクに、ウィットをまじえる
  これも注意を惹くためと、親近感を持ってもらうため。
  参集者の反応を拾ってリアクション的にやるのが効果的です。

・ 大事故や災害時等の避難誘導は毅然とした態度で行う
  こういった局面での群衆はリーダーシップを求めます。
  パニックや混乱を防ぐため、落ち着いた態度で、毅然とした、
  必要に応じて命令口調まで含めた広報が必要になります。

広報の立場から規則違反の参集者を諌めるような場合、
最初は笑顔で軽く触れる程度にとどめておくのがいいでしょう。
(しつこく繰り返すなら別ですが)

たとえば「走らないでください」という広報に対して
ヤジを飛ばす参集者は間々見られますが、そういった向きには
「せっかくのイベントなのに、ケガしたらつまらないですよ」
「終わりよければすべて良し。みんなで楽しい思い出にしましょう」

ぐらいで話し掛ける感じにするとうまくいくことが多いです。

トラメガ使用中でなければ、話が通じそうなグループのひとりに
「お待たせしてすみません。明石の歩道橋みたいな事故が
起きたら、みなさん後味の悪い思い出になっちゃいますから」
などと、明るくカラッと雑談風に話し掛けるのも意外と効きます。

そういった内容は話題に乏しい人混みの中ではグループ全体に
伝播しやすく、またひとつ秩序だったグループができることは
他のアウトロー寄りや中立の人・グループを秩序側に傾けます。
軽くギャル入ってるぐらいのグループ相手がやりやすいかも。

次回後編では上記を踏まえ、具体的な文例をご紹介いたします。

posted by 警太朗 at 18:19| Comment(2) | 警備TIPS / オススメ用品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
突然のコメントお許しください。
自分は大学生で警備員のアルバイトをしており
色々調べていたら、このブログに辿り着きました
この広報の記事も非常に簡潔明瞭で大変為になりました。

これから暑くなります、どうかご自愛ください。
Posted by 通りすがり at 2013年07月30日 23:42
はじめまして! コメントありがとうございます。
警備に携わってらっしゃるとのこと、勤務お疲れさまです。

記事がお仕事の役に立てばなによりです。
そのようなコメントがブログ継続の励みにもなります。

通りすがりなどとおっしゃらずに、
ぜひまたのご訪問・コメントをお待ちしております!
Posted by 警太朗 at 2013年07月31日 18:11
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