いまさらですが『
衝撃ゴウライガン!!』視聴終了。(
公式サイト)
いやー、タイトルに違わぬ衝撃っぷりでした。色んな意味で。
あらすじを超簡単にご紹介しますと……
人間を滅ぼさんとする『陰人』(かげりびと、堕天使的な存在)と『1000人兵』の魔の手から孤立無援で地上を守ろうとする『光人』(ひかりびと、天使的な存在)のゴウたちの戦いの物語。
……と特撮の鉄板っぽいんですが、実際はちと違ってまして。
なにしろ1000人兵の到達予定が100日後なので、
ゴウたちは基本そんなに戦わないんだよなあ(笑)。
むしろ人間界の生活をエンジョイ(死語)しちゃうんですが、
彼らの受けるカルチャーギャップを楽しむコメディと言いますか。
描写として面白いのが、光人には人間態があるのですが、
変身ではなく『霊感のある人間には真の姿が見える』という設定。
よって
光人の着ぐるみが居候先の日本家屋の中で寝そべったり飯食ったりと気ままに過ごすシーンがやたらと多い(笑)。
これってどっかで見たことがあるイメージだよなあと思ったら、
『
超星艦隊セイザーX』の宇宙海賊デスカル三バカ将軍でした。
警太朗はあれも作品・キャラともに大好きだったんですよねぇ。
というわけで、あのノリや『
超光戦士シャンゼリオン』が好きだった
人には強くオススメします(後者は同じ脚本家です)。
正直妙なアダルト描写があったり(壇蜜が担当……)もして、
ヒーロー(一応)着ぐるみを使う作品でこういった特殊な路線を
やる意味があるのかと感じた人も多かったのではと思いますが、
逆にこれをやっちゃったからこその衝撃作かなと。
ちなみに各話どれも相当にはっちゃけてますが、
最終話は完全に別ベクトルで暴走してくれるのも痛快でした。相変わらず投げっぱと言われそうな最後にするのな井上敏樹!
と苦笑しつつも、あのラストシーンはとても爽やかで好きです。
そう、壇蜜の最後のセリフでも暗示されていますが、
1000人兵がいかに強くてもゴウたちが勝つに決まってるので!
「 我 に 勝 算 あ り! 」