2013年02月12日

警備員のための原2選び(後編)

原2スクーター選びについての考察もこの後編にて最終回。
目的に応じて選びやすいように、項目別のランキングをしてみました。
今回は通勤主眼で主観も多めな記事ですし、
警太朗はいわゆる走り屋などのタイプではありませんので、
その前提の評価ということでご了承ください。

車種別のインプレッションは、PCXが前編
リード110・アドレスV125S・シグナスXは中編にありますので、
そちらをご覧ください。
なお以下のランキングについては、 優←→劣 となります。


・ 最高速 / 加速性能
PCX ≧ シグナス > アドレス > リード
最高速はPCXとシグナスがメーター誤差も考慮すればおそらく同等、
気持ちPCXのが速いかも程度。アドレスで約5km/h落ちる程度です。
加速感はPCXとシグナスがほぼ同等、少し遅れてアドレス、
リードは排気量差のためか、最高速・加速ともにワンランク控えめです。

・ 走行安定性
PCX > シグナス / リード > アドレス
アドレスの評価が低いのは車重の軽さと小径ホイールによりますが、
細街路等での小回りの点からはメリットと取ることもできます。
このランキングに反映できなかった部分として、
路面ウエット時にPCXに乗るのは他車種よりも気を遣います。
(2013/10/30追記 現在出荷されているPCXは
よりグリップ力の高いタイヤに変更されているとのことですので、
この評価は当てはまらない可能性があります)

・ 積載性
リード > シグナス > PCX / アドレス
リードの独壇場ですね。シグナス以下とは大きく差が開きます。
リアボックスをつけない前提で積載性を求めるならリード一択でしょう。
PCXは純正ボックスならワンキー化(ボックスにメインキーを共用)が可能。
アドレスを同格にしたのは、フロントポケット等を評価しての結果。
意外と使い勝手が良くなっています。

・ コンパクトさ / 取り回し
アドレス > シグナス ≧ リード > PCX
こちらはアドレスの独壇場。他のバイクならありえない取り回しもできるほか、
いざとなれば後輪を持ち上げて狭いスペースに入れることも苦になりません。
シグナスは見た目のイメージよりも大柄で、入ると思ったらアレッみたいな。
PCXは中型用スペースの確保が前提と考えたほうがいいでしょう。

・ 足つき性
アドレス > リード > PCX > シグナス
警太朗(股下約70cm……)がシート形状に尻を合わせて両足をついた場合、
アドレスはほぼべた着き、リードはかかとが浮く程度、PCXは親指付け根、
シグナスはつま先ギリギリ(片足つきで乗ったほうがいい状態)となります。
小柄なかたや女性の最初の1台ならシグナスは敷居が高いでしょう。
それ以外は実用上不安を感じたりはないと思われます。

・ 燃費
PCX > アドレス > シグナス
アイドリングストップを使用するならPCXの独壇場です。
使用しない状態であれば、アドレスも互角に近い数字を出します。
シグナスはこの中では燃費悪め。極端に劣るわけではないですが……。
なお全開走行しがちな原付2種は走り方が最も燃費を左右します。
リードは燃費計測ができなかったため、ここには含めていません。

・ 防風性
リード ≧ シグナス ≧ PCX > アドレス 
どれも似たり寄ったりでそう大きな違いはありません。
フロント部分の面積の差がそのまま防風性の差になっている印象です。
アドレスに関しては冬場などは風との戦いになるでしょう。
PCXはカウル形状の影響か、見た目の印象より下半身に風が当たります。

・ タンデム性(参考)
リード > PCX > アドレス
私はあまりタンデムしませんので、オーナーさんのお話中心の結果です。
リードが一番タンデム向きで、PCXはシートが硬めなのが難とのこと。
アドレスは車格上、非常時のみと割り切るべきです。
シグナスはタンデム経験者がいなかったため、ここに含めませんでした。


以上……いかがでしたか?
簡単に各車の特性をあらわすなら、PCXは良くも悪くもバイク的、
リードはセダン的、アドレスは小さな巨人、シグナスはソツのない優等生、
ってところでしょうか……よくわかりませんかそうですか(苦笑)。

記事タイトルに沿うなら、警備職には積載量に優れるリードか、
どんな現場でも乗っていけるアドレスが頭ひとつ抜けるように思います。
それ以外に特に都合のない人なら、ほとんどは補いようのある
一長一短ですので、好みや予算で決めてしまって問題はないでしょう。

付け加えると、普通二輪免許所有でオールラウンダー志向の強いかたは
PCX150が強力な選択肢になると思います(原2じゃないですが……)。
単なる25ccボアアップ以上のものがあると聞いています。

この記事が多少でも原2スクーター選びのお役に立てば幸いです。

posted by 警太朗 at 05:33| Comment(0) | 警備TIPS / オススメ用品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月11日

警備員のための原2選び(中編)

さて、今日は警備員目線の原2スクーター選びについての2回目!
ホンダ リード、スズキ アドレスV125S、ヤマハ シグナスX
この3車種についてご紹介します。
前編(ホンダ PCX)はこちらをご覧ください!


・ ホンダ リード・EX (110・2012年型)

国内メーカーの原2スクーターでは、最大のシート下トランクを有します。
形状が立方形に近いのも使い勝手を良くしています。
リアボックスをつければ、荷物が多い警備員には最高の一台になるでしょう。

半面、今回ご紹介する4車種の中ではこのリードのみ排気量が110ccです。
他車より15cc劣るだけですが、原2クラスではこの差が結構大きい。
40km/h付近の加速の谷が大きく、80km/hでリミッターがかかるようで、
流れの速い道での合流などには不安がつきまとうでしょう。

シート高は低めですが、幅があるため、数字ほど足つきは良くありません。
また給油口がフロア部にあり、キャップ開閉に鍵が要る仕様は地味に不便。
なおPCXとリードには、共にコンビブレーキ(後輪のブレーキ操作に連動して
前輪にもある程度の制動がかかる)が搭載されています。
私は気になりませんが、走りこむタイプの知人には受けが良くないようです。

よくも悪くも道具、といった印象のスクーターで、交番カブの主要な
置き換え車両のひとつに選ばれている点でもこれは間違いないでしょう。
今回ご紹介する4車種ではタンデムシートにも一番余裕があります。
自由度は低いもののフラットステップで多少の荷物を置けますし、
とにかく積載性やタンデム最重視というかたにマッチする車体です。


・ スズキ アドレスV125S

コンパクトさにおいてこれに勝る原2はありません。
見た目は完全に50cc、デザインも良くも悪くも普通のスクーターです。
ピンクナンバーを理解していない四輪ドライバーに煽られやすいのが難点。
小さすぎて怖い、という目に間々見舞われるバイクです。
派生車種まで含めると、車体色が豊富に用意されています。

旧モデルのV125Gは走行性能が高い評価を受けていましたが、
V125Sは可もなく不可もなくといった印象。
年式によっては40km/h付近の加速の谷がやや強めに出たり
後輪ブレーキの初期制動が弱い印象です。
小径ホイールは高速走行や路面ギャップに弱い半面、
小回りがききクイックな切り返しが可能です。
後述する押し歩きの楽さと相まって、
「どこにでも入っていけて、いざとなったら戻ってこれる」という安心感は、
現場が一定しない警備員には地味ながら大きなメリットでしょう。

シート下トランクは狭いものの、リアボックスを装着しても
ノーマル仕様の他車種と同等の全長に収まります。
フロントポケットが広かったり、コンビニフックが標準でついていて
ステップ部もフラットと、数字に反映されない積載性に恵まれています
フロアの面積そのものは狭いですが、足の置き方には
自由度ができるよう工夫されていて、窮屈に感じることはあまりありません。

今回ご紹介する4車種中最軽量で取り回しも笑っちゃうぐらい楽なため、
押し歩きが苦になりませんし小さなスペースにねじこむ停めかたも可能です。
足つきも4車種中もっとも良くなっていますが、シートが前下がりな作りで、
強くブレーキをかけると尻がすべりやすい点はけっこう気になりますね。

フューエルインジェクション車ですがキックペダルがついているので、
バッテリーが弱っていてもエンジンを始動できます
(完全にバッテリーが放電した状態からは始動できません)。
リードとは違う方向で道具であることを追求した、つっかけ的なバイクです。


・ ヤマハ シグナスX (無印・2012年型)

メーター読み100km/h近く出る最高速、バンク角が意外と深くて
重心も高めと、どこかスポーツスクーターの趣を感じる原付2種です。
実用ばかりでなく趣味でも乗りたいという人に向いているでしょう。

そのぶん足つきは4車種中最悪です。
原2の車重なので不安を感じるほどではありませんが、
小柄な人なら停車時にお尻をずらして足をつかないといけないでしょう。
バイクは初めてという女性なら避けたほうが無難かもしれません。

単体で見るとさほど大きく感じないのですが、他と並ぶと意外と大柄。
50cc用の駐車スペースに収まりそうではみ出すのはジレンマでしょう。
メットインは広めで使いやすい形状になっているので、
荷物の少ない警備員だとボックスをつけなくてもやっていけそうです。
フラットステップですが足元は狭く、荷物を置くのにも向きません。
ポジションランプ付きでヘッドライトも大型なのは地味ながら長所です。

友達が乗っていた個体はインジェクション系のトラブルに多く見舞われ、
他の個体でもポンプを交換したような例は多い模様。
逆に言うと、他のトラブルはあまり耳にしません。

2012年モデルに至るまで数年が経過した人気の型なので、
あらかたトラブルは出尽くし、社外オプションが豊富に用意されています
カスタムを楽しめるという点でも趣味寄りのスクーターと言えるでしょう。


なおシグナスが知らない間にモデルチェンジされてましたので(大汗)、
記事公開時とは一部表記を変更しております。申し訳ありません。
リードも今年モデルチェンジという噂ですので、
誤解を招かないように変更しておきます……ご了承ください。

さて、次は後編、いよいよ最終回となります。
項目別のランキングと総括をお送りします!

posted by 警太朗 at 21:45| Comment(0) | 警備TIPS / オススメ用品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月10日

警備員のための原2選び(前編)

警備ではいわゆる原付2種(125cc)スクーターに乗る隊員が多いです。
原付1種の30km/h制限や2段階右折の縛りがなく、それでいて
車体は小さめなので、駐輪スペースが限られがちな現場への足に最適。
免許が取りやすく維持費も安いので、工事業者に伴走する業務や
複数現場を巡回する業務のために買ったという隊員もいます。

今回は4車種の中から、警備員目線でベストバイを考察してみます。
候補車の基準は、私が実際に試乗してみたことのあるもので、
なおかつ国内メーカーの正規サポートが受けられる現行車としました。

長くなりますので、3回に分けてご紹介していく予定です。
前編の今回は、ホンダ PCXについて。
中編ではホンダ リード、スズキ アドレスV125S、ヤマハ シグナスXを、
後編では項目別のランキングと総括をお送りします。


・ ホンダ PCX

国内原2市場では現在もっとも人気があるスクーターではないでしょうか。
実際、総合的走行性能は主要原2トップと言って差し支えないと思います。
ビッグスクーター風のデザインが特徴で人気の一要素ですが、
これには(原2にしては)駐車スペースを選んでしまう側面があります。

特筆すべきはバイクでありながらアイドリングストップ搭載であること。
安定してリッター50km近い燃費を出してくれます。
ただバイクはバッテリーが小さいために諸刃の剣でもあり、
バッテリーあがりや劣化が早いといった報告を多々見掛けます。
冬場などは切っておいたほうが得策と言えるでしょう。
なおアイドリングストップ使用時でも発進のタイムラグはまったく気にならず、
右折待ち中にアイドリングが停止しても問題に感じたことはありません。

シート下トランクは狭めで、前後にほぼ2分割されている癖のある形状。
長さはあるので、スペースをまたがせればノーマル長の誘導棒が収納可能
ただリアボックスで補うと駐輪スペースがさらに大きくなってしまうのが難。
フロントにグローブボックスもありますが、小さすぎて実用性の点は……?

最高速はメーター読みで約100km/h。
加速は国内原2デフォルトの40km/h付近に谷間のあるタイプですが、
普通に走るぶんにそこが気になることはそれほどありません。
高速域においては大径ホイールのお陰で非常に安定感があります。
路面のギャップ乗り越えも断然楽ですし、コーナリング時の感覚は
今回ご紹介する4車種の中で一番普通のバイクに近いです。

車重は原2の中では重いほうに入りますが、充分に軽いです。
取り回しの上では軽さはメリットですが、
高架や橋上などでの横風には非常に弱いので注意を要します。
足つきは良くありませんが、不安を感じるほどではありません。

PCX最大の難点は、現時点で純正以外に選択肢がない細いタイヤ。
晴天時には問題ないものの、ウエット時のグリップ力がかなり低いです。
整備されたアスファルトの上でも濡れていると滑りかけたことが2度3度……。
天候に関係なく走らねばならない通勤用としてはこの点が非常に残念です。
(2013/10/30追記 上記は試乗当時の話です。現在はグリップの良い
タイヤが出荷されており、純正タイヤにも採用されているそうです)

なお自動車専用道路に乗れないのが原付2種最大のデメリットですが、
普通二輪の免許(いわゆる中免)を持っているかたであれば
150cc仕様のPCX150にするという選択肢があります。
これなら高速道路ほか自動車専用道路が通行可能です。
ただし非力なうえに車体も軽すぎますので、常用には向きません。
やはり原2クラスの車体で高速道路の常用は怖いと思います。

私みたいな体格の人間が乗るとビグスク然としたデザインが裏目に出て、
三輪車に乗るクマ状態なんて話もチラホラ(苦笑)。
あとここまで作りこんで時計をなぜつけなかったのか不思議ではありますが、
価格とウエット性能さえ気にならなければピカイチの一台だと思います。


といったところで、今回はここまで!
次は中編です!

posted by 警太朗 at 03:15| Comment(0) | 警備TIPS / オススメ用品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月09日

熱血!エヴァンゲリオン!

「みんなエヴァQにはどんな感想を持ったんだろう」
と気になって、ネットサーフ(代替語ないのにすっかり死語)するうちに
こんな記事に行き当たりました。

『シンジ「行くぜ!エヴァン!ゲリオォーンッ!!!」』 (ろぼ速VIP)

2ちゃんねるのロボットに関する書き込みをまとめたブログより。
主要な書き込みのみ抽出されていますので、
2ちゃんは苦手というかたも楽しめるのではないかと思います。

私もエヴァには快活な展開を妄想したことがあります。
物語冒頭の初号機ケージでのゲンドウとの対面シーンで
「僕はあなたを殴るためにここまで来たんだ!」と啖呵を切るシンジとか、
旧劇場版でエヴァ量産機からフルボッコにされている弐号機を
自らもボロボロにやられながら助けだす初号機とか。
でもここまでやる人がいるとは思わなかった(笑)。

無駄にやたらと暑苦しい、愛すべき体育会系バカシンジをご堪能あれ!
ゴツい体格の制帽・長ランに下駄履きスタイルしか想像できない(笑)。

posted by 警太朗 at 15:46| Comment(0) | AV / 本 / ネット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月08日

休憩と待機

けっこう混同されがちなのですが、休憩と待機は似て非なるものであります。
極端な例で言いますと、休憩中は現場を離れたりしてもいいですが、
待機はいつでも配置箇所に出られる状態でなければいけません
(休憩であっても現場を離れられない契約もあります)。
厳しい現場だと待機中はトイレ禁止ということもしばしば。

ランナーにたとえるなら、競技前にグランドなどでリラックスしているのは休憩、
『位置について』をしているのが待機になります。
位置についていても頭をかいたり鼻をかんだりはできるでしょうが、
ピストルが鳴ればその瞬間に走り出せなければいけません。

給料にカウントされないのが休憩カウントされるのが待機という違いもあります。
もっとも警備は仕事の特性上、休憩中であっても突発的な事態などには
駆り出されるのが普通ですし、ブラックな業界なので
待機でも給料に反映されないケースは多々あったりするわけですが……(汗)。

posted by 警太朗 at 23:02| Comment(0) | 警備TIPS / オススメ用品 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。